ベースメイクはブライダルメイクの命
結婚式当日のブライダルメイクのポイントは、完璧なベースメイクにあります。
挙式や披露宴で、常に多くの人からの注目を最も浴びる花嫁は、ウェディングドレスだけでなく、ヘアメイクにおいても少しのスキも許されません。
プロのメイクアップアーティストがその仕事で最も時間と手間をかけるのは、肌質感を引き出すベース作りの作業です。
特にその差が分かるのは、ベースの持ちの良さと崩れにくさ。
多少の汗をかいたり、涙ぐんだりしても終日美しさをキープできるメイクはプロの腕の見せ所と言っても良いでしょう。
見せたくない欠点はカバーしつつ、厚化粧に見せずに作り込んだ美しいベースメイクは、それだけでブライダルメイクの鉄則である清潔感と幸福感を演出します。
ツヤ肌ベースで無敵のブライダルメイクを
ウェディングドレスのヘアメイクは、花嫁の年齢層やドレスのテイストにマッチするようなテクスチュアを作ることが大切です。
メイクの基本としては、ツヤがあるほど若々しくカジュアルに、反対にマットに作るほどクラシカルでフォーマルな落ち着きが生まれますが、最近のトレンドとしては、マットに作りこむよりは素肌を思わせるナチュラルな質感、または健康的なツヤ感のある質感が主流です。
ツヤ肌を作るファンデーションは、リキッドまたはクリームタイプから、自分の肌色と違いすぎない色味でワントーン明るめのものを選び、スポンジでしっかり押さえるようになじませます。
ツヤ肌作りで最も難しいのはくずれにくさとの両立なので、額などのテカリやすい部位にはファンデーションをしっかりたたき込み、仕上がりを見ながらパウダーでおさえる手順を省くべきではないでしょう。
クマなどが目立ちやすい目の下の三角ゾーンや、小鼻の周りなどのくすみ、シミなどの「見せたくないもの」は、コンシーラーでていねいにカバーすると、肌全体がキレイになった印象を与えることができます。
ドレスの装いでは、顔と首との境目が目立たないようベースメイクを仕上げることも大切なので、首やデコルテなどのボディメイクとセットで考えることは、ワンランク上のヘアメイクを成功させるポイントになります。
他にも、スポットライトに輝くラメ入りのパウダーなど、花嫁のベースメイクにこそおすすめのアイテムを取り入れて、最強で最高の花嫁を演じましょう。
